お魚マイスターが教える牡蠣の旬とおいしい牡蠣の見分け方

「海のミルク」と呼ばれる牡蠣

「海のミルク」と呼ばれるほど栄養満点な牡蠣。人間が生きていく上で必要不可欠な「亜鉛」や「タウリン」の含有量が、他の食材と比べてもかなり高いくなっています。

プリッと濃厚な牡蠣は、生で食べても、グリルやフライにしても美味しいですよね。

今回は、「牡蠣の旬」と「おいしい牡蠣の見分け方」についてお伝えします。お魚マイスターである「尾張まるはち」の笹川さんから教えていただきました。

日本で出荷される牡蠣は、主に2種類ある

牡蠣には、大きく分けて2つあります。「岩ガキ」と「真ガキ」です。

>岩ガキ(岩牡蠣)

>真ガキ(真牡蠣)

岩ガキは天然と養殖の両方が多いですが、真ガキは多くが養殖されたものとなっています。

どっちの牡蠣が美味しい!?という話題も飛び交いますが、牡蠣は、育った環境や地域によっても特徴が大きく異なってきます。

そこで、大切なのは「旬の時期」と「美味しい牡蠣の品質」を見分けられることです。

「牡蠣の旬」はいつ頃??

一般的に、真ガキは10月〜3月頃、岩ガキは3〜7月頃が旬です。

その中でも特に美味しくなるのは、「産卵直前」です。産卵に備えて栄養を蓄える時期は、もっとも味も濃厚なものになります。

逆に、一番控えた方がいいのは、「産卵直後」です。栄養が全て卵に行ってしまっているためです。

ちなみに、「Rの付かない月(5月、6月、7月、8月)には牡蠣を食べるな」ということわざがありますが、200年前にフランスで生まれた言葉なので、日本の環境とはまた違ったもののようですね。

おいしい牡蠣の見分け方

続いて、「おいしい牡蠣の見分け方」について説明します。

お魚マイスターの「尾張まるはち」さんから伝授いただいた方法は、次の4つ。

① 身が白くつやがあり盛り上がって弾力がある。
② 乳白色の身と黒い縁の境目がはっきりしている。
③ 貝柱が身にしっかりとくっついていて半透明である。
④ 液汁が白濁していない。

ひとくくりに「カキ」といっても、品質はさまざま。「牡蠣の育成に最適な自然環境」で育ったものは美味しくなります。

良質な植物性プランクトンを育てる栄養塩類が海中に豊富にあること、適度な潮の流れや干満差があること、などが、おいしい牡蠣には必要な環境なんですね。

ぜひ、上記の4つのポイントは、牡蠣を買う時に確かめてみてくださいね♪

情熱ある生産者から仕入れる尾張まるはちさんの牡蠣

尾張まるはちさんが仕入れる牡蠣は、「牡蠣を育てる生産者さんの情熱」をとても大事にしています。

牡蠣を育てるのは、自然の力だけでなく、カキ養殖に情熱を捧げる生産者の努力と手間ひま。

「いくら自然条件に恵まれても、おいしくなるために手間ひまを惜しまない『生産者の愛情』がなければ、いい牡蠣(粒よりのカキ)は生まれないんだよ。」

そう尾張まるはちの笹川さんは語ります。

さらに、各産地の水揚げ最盛期を逃がさないよう、カキのことを知り尽くしたエキスパート達の経験やデータをもとに、もっとも最良の条件をクリアした牡蠣だけを吟味しています。

そのため、ぷっくらしていて引き締まっているのに大ぶりのジャンボ牡蠣を提供することができるのですね。

>尾張まるはちの「ジャンボ生剥き牡蠣」をみる

>尾張まるはちのネットショップへ↓


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尾張まるはち

初めまして。 株式会社尾張まるはちの代表、笹川大之です。漁師や漁港に隣接する生産者の元に足を運び、現場の方々との直接ご縁をつくるよう心がけています。そうすることによって、商品の魅力や魚の状況を直接知ることができるからです。近年の異常気象により、海の環境も厳しく変化をしておりますが、素晴らしい海の幸の魅力を、リアルにお客様にお届けできるよう心がけて参ります。