夏といえば、やっぱりマスクメロン!!
切ったとたんに、あの果汁がいっぱい出てきて、食べるとほっぺがとろけ落ちそうになります。

「網目模様」は初めからあったわけではない。

マスクメロンといえば、網目が特徴的ですよね。

しかしながら、実は、「網目模様」って初めからあったわけではないんです。農家さんが「おいしいメロンおいしいネットどうしたらいいか」って、栽培方法を一生懸命研究した結果なのです。

元々メロンというのは、北アフリカが原産地。日本には「マクワウリ」として持ち込まれたようです。（「金俵マクワウリ」は、愛知の伝統野菜にも指定されています。）そして、品種改良をしていくうちに、マスクメロンを始め、様々な品種のメロンができるようになりました！

(愛知伝統野菜の金俵マクワウリ：安城農林高校Facebookより抜粋)

前知識！水と肥料を切る時もある

美味しい野菜や果実を作るには、やっぱり「水と肥料」は欠かせない！とよく言われますよね。しかし、多ければ多いだけいいってわけじゃないのです。

実は、成長過程に応じて水と肥料の与える量が適度になっていないと、ずっしりと味の乗るマスクメロンにはなってくれません…。これがまた難しい…。

このように、「水と肥料をどのくらい与えるのが一番いいのか」という見極めはとても難しいことなんです。

「網目模様」は、傷を治す「かさぶた」だった！？

水や肥料は、沢山与えれば良いというわけではなく、あえて減らしたり切ったりする（絞ると言います）ことも大切だということがわかりました。

実は、農家さんが、水や肥料を与えたり絞ったりすることが、網目模様と大きな関係があるのです。

①水や肥料を与える：外側の皮が伸びる

②水や肥料を絞る：皮が引き締まり、硬くなる（伸縮性がなくなる）

③栄養や水分を再度与える：皮は硬いままで、中身だけが充実していく

④皮が破れてヒビが入る：
（外側の皮は硬くて伸縮性がないのに、中身が充実するため、）

⑤このヒビ、すなわちキズを直そうと、皮に「かさぶた」ができる。
この「かさぶた」が「網目模様」のように見える

つまり、網目模様は、農家さんが、水や栄養を与えたり絞ったりしているからこそできる「かさぶた」だったのですね！

網目模様が綺麗なメロンは、順調に成長できた証であるため、この網目模様が均一になればなるほど、美味しいメロンといわれています。
糖度が高いだけではなくしっとりとした食感は最高の味わいになっています♫

マスクメロンは「１株に１果実のみ」を徹底するから美味い

通常、例えばプリンスメロンなどは、１株あたり何十個という数の果実を実らせます。かぼちゃでも６個/株、スイカでも４個/株。

しかし、マスクメロンは、１株に必ず１つの実しか残さないのが常。受粉を終えた時は、マスクメロンも幾つかの実をつけるのですが、「これだ！」というものを決めて、それ以外は全て摘果するんです。

そうして、１つのみに栄養を集中させることが、甘くて美味しいメロンを作る秘訣であると言います。

( マスクメロンの花 )

海藻で育てるマスクメロンが贅沢なかき氷に！

愛知県豊橋市にあるカフェ「はなやさい」では、マスクメロンをまる半分使った豪快なかき氷が期間限定で提供されています。

実は、このマスクメロン、「北欧で４年間かけて育つ海藻」を使って作るそうなんです‼

アルギットと呼ばれるサプリメントにもなる栄養満点の海藻は、ミネラルたっぷりな有機肥料になるので、甘いだけでなく「コク・深み」と言った味が乗ります。

愛知県の渥美半島でメロンを育てる細井さん

そんな美味しいマスクメロンがまるごと半分も使われたかき氷なんて贅沢ですね♡

マスクメロンの他にも、こだわり抜いた農家さんの果物を使ったかき氷が勢ぞろいです！

( とろ～りいちごみるく )

( 希少な果物の河内ばんかんとはちみつ )

( 豊橋抹茶きな粉ぜんざい )

スプーンを使って食べていくと…なかからソフトクリームまで出てくるという、めちゃくちゃ贅沢なかき氷です♫

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