管理栄養士直伝!和梨がシャリシャリする理由と料理に役立つ使い方

梨といえば、みずみずしくて甘い果実。秋には梨の収穫が旬の時期を迎えます。

今回は、秋にぴったりの梨についてちょっとマニアックな豆知識をご紹介いたします♫

シャリシャリ感の秘密は、〇〇〇にあった!?

梨といえば、噛んだ瞬間にシャキシャキ」という食感とともに水しぶきが飛び出します。

でも、そもそも、どうしてシャキシャキするのでしょう?水が多いから…!?

いえいえ、水の含有量だけを比べたら、いちご、もも、うめ、ゆず、などの方が日本梨よりも水分量が多いのです。
いちご、もも、うめ、ゆず…噛んでもシャキっ!とはしないですよね(^^:

実は、梨の「独特のシャリっとした食感」は、「細胞壁」に理由があるようです!

細胞壁といえば…、細胞を包むことによって細胞の中身を守ってくれるもの。私たちのような動物にはなくて、植物だけにあるのが特徴的です。


(研究.net 細胞壁 より引用)

果物の皮などは、果肉を守るために硬くなりたい!! なので、細胞壁が厚くなって硬くなり、木に近い状態に変化(木化)します。これを「石細胞(せきさいぼう)」というようです。

しかしながら、梨は不思議!!皮だけでなく、果肉のなかにも石細胞がたくさん散らばっています。

そのため、梨を食べるとシャリシャリとした食感を感じるようです。

この石細胞、ひとの胃腸では消化されません。そのため、腸を刺激して、働きを促進してくれます!便通などを良くしてくれるようですね♫

梨の花粉はとっても超希少!?

ところで、梨の花は、何色かご存知でしょうか?

答えは「白色」なんですね。例年4月になると真っ白でとても綺麗な花が咲きます。余談ですが、梨は「バラ科」に属するようなんです。

このような梨の花においても「摘花(てきか)」という作業が行われています。満開な花は実をつけるには多すぎるので、1つ1つ花を切り落としていきますね。

目安としては、「葉っぱ30枚弱から、梨を約1個作る」ぐらいのようです。

え、こんなに綺麗な花を切り落としちゃうの?もったいない?!…この切り落とした花もきちんと使われるんです\( ˆoˆ )/

いつ使われるかというと「受粉」です。受粉することによって、梨(実)ができるんですね。

咲いている花に、切り落としてしまった花の花粉をあてることで受粉させていきます。

自然の力で交配してくれると一番いいのですが、なかなかそうもいかないようです。人の力で受粉作業を行うのが一般的ですね。

梨の花自体は、買い物かごいっぱいあったとしても、そこから取れる花粉はわずか数グラム…。なかなか量をとることができないため、とても難しいようです。

花粉だけを別に他から購入している農家さんも少なくないようです。下は、梨の「花粉」を取り出したものです↓↓

(加藤農園「花粉採取について」 より引用)

梨は、お肉を柔らかくする!?

梨といえば甘いフルーツ。そのままかじるのはもちろん、梨のゼリーや梨のタルトなども最高においしいですよね♫


(Cookpad 「秋を先取り♪100%梨ゼリー byがっしゅまま」より引用)


(Cookpad 「ビニール袋で簡単♥梨のカスタードタルト by♪♪maron♪♪」より引用)

しかし、梨におすすめなのはデザートだけではないのです。お肉」との相性が抜群なんです。

なぜお肉との相性が良いかというと…、梨には、肉類の消化を助ける「たんぱく質分解酵素」があるからです。たんぱく質分解酵素によって、肉繊維がゆるくなり、お肉が柔らかくなります。

どうしたらいいの!? 答えは簡単です!! お梨をすりおろして、お肉に15分ほど漬けるだけです。たったこれだけで硬いお肉が柔らかくなるなら、やってみる価値ありそうですね♫

韓国では、牛肉に焼肉のタレとすりおろした梨で漬け込み、焼肉に利用しているそうです。
ぜひ「焼き肉のタレ+梨のすりおろし」を試してみると、いつもの焼肉とは違った味が楽しめそうですね♫

まとめ

秋といえば、みずみずしい梨の季節。今回は、

①梨のシャリシャリ感は「細胞壁」にあった
②梨の「花粉」は、受粉にとても欠かせない
③梨はお肉を柔らかくする

という3つの豆知識をご紹介させていただきました。梨を食べる際、「あー、そういえばこんなこと言ってたなあ」と思い出していただけたら嬉しいです(^^)


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