漢方にも使われるイチジクの豆知識と意外な食べ方

イチジク(無花果)は本当に花がない!?

イチジクは、漢字で「無花果」と書きます。漢字を見ると、「え、花や果実がないの?」っと思うのですが…。

実は、皆さんが食べているのは、「花ばっかりの果実」なんです。

りんごやみかんなど、果物といえば花が咲いたあとに実ができるのが一般的。しかし、いちじくは、実の中にたくさんの花が隠れて咲いているのです。

いちじくを切ると、真ん中にやや空洞の部分がりますよね。そして、種のようなつぶつぶがたくさんあるのが特徴。

実は、この空洞上に沿って花がたくさん咲いているのですね。だから、「無花果」と言いながら、皆さんはすでに花を食べていることになります。

とはいえ、確かに、外からみると「花がないように見える」ので、「無花果」と言われるのも無理ないですね!

不老長寿!?栄養が満点の果物

イチジクの原産地は、アラビア南部。「不老長寿の果物」とも呼ばれるほど栄養価の高い果物として知られています!

半分に切ると赤いイチジク。実は、その赤い色は「エラグ酸」や「アントシアニン」と言われる「ポリフェノールの一種」なのです。

よく、メラニンによってシミができる!なんて耳にしたこともあるのではないでしょうか?

実は、イチジクに含まれるこれらのポリフェノールは、シミを作るメラニンの生成を抑制する役割があります。抗酸化力ってやつですね!
(「抗酸化力」については、こちらの記事を御覧くださいね♫)

乾燥イチジクは「生薬(しょうやく)」といって、原料のままほとんど加工しない漢方薬にもなるんだとか。

漢方では、イチジクの果実を乾燥させたものは「むかか(無花果)」と呼ばれるようです。葉っぱも「むかよう(無花果葉)」と言って煎じて飲んだりします。

フルーツだけではない!?意外なイチジクの食べ方

イチジクといえば、そのものの持つ甘みからそのまま切って皮をむいて食べたり、デザートやジャムにするのが一般的ですよね。

しかし、実は、砂糖の代わりにみりんを使っても、イチジクとの相性も抜群なんです!

こちらは、イチジクのみりんコンポート

砂糖の代わりに、いちじくと一緒に本みりんで煮るだけ!めちゃくちゃ簡単なスイーツです。

参考ですが、今回使っているのは、杉浦味醂さんの「SAKURAアモーレ」と呼ばれる本みりん。このみりんは、少し酸味があるので、そのまま炭酸で割ってカクテルにしたり、フルーツポンチの甘みにすると◎なんだとか♫

料理にも使われるいちじく

いちじくといえば、デザートやそのまま食べる方が多いと思います。しかし、実は、日本料理店を始め「料理」として使われることも多くなってきたということです。

いちじくの酢の物
酢のものには甘みが必須ですが、この甘みをいちじくにすると相性抜群♫さっぱり美味しくいただけます。

いちじくの肉巻きフライ
いちじくをなんと揚げ物に!!天ぷらやフライなど揚げ物にするとカリカリの衣に やわらかくなったいちじくがじゅわっと溶け出してなんとも至福な一品になります!

今回のお料理は、筆者が愛知県碧南市にある「日本料理 小伴天」さんにて「いちじく会席」をいただいた時の写真です。いちじくの生産高が第1位である愛知県。小伴天さんでは、毎年の6月~9月ごろになんと前菜からデザートまで全てのお料理にいちじくを使用した「いちじく会席」をいただくことができますよ。


ぜひ そのまま食べるだけでなく、いろいろな調理法でいちじくの新たな美味しさを発見してみてくださいね!